コラム
越境ECとは? |
越境ECの市場規模 |
越境ECのメリット |
越境ECのデメリット |
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越境ECとは、インターネットを通じて行う国際的な電子取引のことです。
基本的には、海外の消費者に向けて日本の商品を販売するビジネス形態のこととなります。
また、海外のECモールに出店し、商品を販売する方法も越境ECの形態の1つです。
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経済産業省が公表している電子商取引に関する市場調査の結果(P102~P103)では、
2019年時点で全世界の越境EC規模が7,800億USドル(約108兆円)、2026年時点での全世界の越境EC規模は4兆8,200億USドル(約668兆円)まで拡大すると予測されています。
その間の年平均成長率は約30%であり、世界のBtoC-EC市場規模の拡大を上回るペースで越境ECの市場規模は拡大すると見られており、
今後の越境ECの将来性が予想されます。
出所:経済産業省、Facts & Factors.発表データをもとに作成
https://www.fnfresearch.com/cross-border-b2c-e-commerce-market-by-category-852
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簡単ではございますが、越境ECを行うことによる4つのメリットを紹介します。
Ⅰ. 海外での顧客を獲得できる
越境ECでは、国内では得づらい海外の顧客を獲得することができます。
欧米や東南アジアを始めとした全世界を対象として、日本へのニーズが高い顧客をターゲットとして、マーケティングしていくことで、好調な売行きを見込んでいけます。
Ⅱ. 実店舗より出店や運営が容易
実店舗の場合ですと、現地での賃料や人件費等の費用や手間が発生してしまいますが、
インターネットを活用する越境ECでは、そのようなコストを抑えることが可能となります。
Ⅲ. 日本の商品を海外に販売できる
海外で注目され、ニーズが高い"Made in Japan"の商品を越境ECを活用することで
海外の顧客に販売することができます。
国内・海外の顧客に販売していくことで、より売上を伸ばしていけるチャンスが広まっていきます。
Ⅳ. ビジネス拡大のチャンスがある
国内のみでビジネスを行うよりも海外に手を伸ばしてみると、競合が少ない環境でビジネスを行える可能性があります。
前述でもありますが、顧客数を増やしていくことで、売上増加=ビジネス拡大をしていける期待が高まります。
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前述にて、越境ECのメリットを紹介させて頂きましたが、メリットもあればデメリットももちろんございます。
どんなデメリットがあるかも紹介させて頂きます。
Ⅰ. 海外への輸送コストが高い
海外からの注文があった場合、国内から商品を発送しなくてはいけません。
その為、配送料や関税が高額となってしまい、顧客の支払い額にも影響が出てきてしまいます。
Ⅱ. 国によって異なる対策・施策が必要
販売する国や地域によって法律や規制は様々です。つまり、それに則った対応が必要不可欠です。
個人情報の取り扱いや関税等販売を行う国のルールをよく知っておき、対策やマーケティングを考える必要があります。
Ⅲ. 多様な言語に対応できる必要ある
海外の顧客からの問い合わせがあったり、トラブルが起こったりした場合に備えて、その国の言語に対応できる窓口を設置しておく必要があります。
ECサイト内での翻訳やメール、チャットでの対応等に対応して、キャンセルや返品に対応していくことが求められます。
0120-22-1428