パレットのサイズと規格
日本のパレットのサイズ・規格
・標準サイズ
日本のパレットの規格には、JIS規格(Japanese Industrial Standards:日本産業規格)が用いられています。一般的に四方パレットが用いられ、その標準サイズは1,100mm×1,100mm×144mmとなっています。
「T11型パレット」「イチイチパレット」とも呼ばれます。多くの業界で用いられているサイズであり、汎用性が高い点が特徴です。
※参考:国土交通省.「パレット標準化の現状と課題」
・その他のサイズ
標準サイズ以外のパレットサイズは以下のサイズがあります。
■ 1,300mm×1,100mm
■ 1,400mm×1,100mm
■ 1,200mm×800mm
■ 1,100mm×900mm×140mm
■ 1,200mm×800mm×144mm
■ 1,200mm×1,000mm×144mm
■ 1,165mm×1,165mm×150mm
貨物の積み方
貨物の積み方の種類
■ ブロック積み
ブロック積みは、貨物をブロックにように最下段から最上段まで、同じ方向に並べて積み上げていく方法です。(別名.平積み)
メリット:積み方が単純なので早く積むことができ、生産性向上が見込める。
デメリット:横方向からの力に弱く、荷崩れが発生しやすい。
■ 交互列積み
交互列積みは、貨物を縦横方向へ交互に積んでいく方法です。
メリット:比較的横揺れに強くなり、荷崩れのリスクが軽減される。
デメリット:限られたサイズの貨物でないと、積んでいくことができない。
■ ピンホール積み
ピンホール積みとは、荷物を縦横に組み合わせて積んでいき、真ん中部分に隙間を作る方法です。
メリット:真ん中に隙間がある為通気性がよくなり、温度管理が必要な貨物に適している。
デメリット:パレット上の積載率が下がってしまう。
■ レンガ積み
レンガ積みとは、1段ずつ縦と横を入れ替えながら、積んでいく方法です。
メリット:荷崩れしにくい。全ての側面が見えて検品しやすい。
デメリット:慣れが必要となり、初めての作業者には少々難しい。